builderscon のシールは子にあげました

builderscon tokyo 2016 に行ってきました。

今回は2トラックかつ1日だったのでサクッと終わったなと思う反面、濃縮された濃ゆい感じを受けました。
あとで動画が観られると思うので見たセッションについて思ったことをざっくり以下に。

OSSWindows で動いてこそ楽しい

「服を着た mattn さんを見られるなんて GitHub か builderscon くらいだ!」と早起きした甲斐がありました。
Windows に絡めた Go の話、 Vim の話、質疑応答の「頑張る」の話、親父ギャグ、どれもネット越しで見てる通りの内容で面白かったです。
「動かないから動かしたい、動くと楽しい」「OSS の関わりが Vim だから恩返ししたい気持ちもある」みたいな技術者のモチベーションの話にも触れられていて、「淡々と話しているのにすごい内容どんどん出てくる」という驚きが続きました。

php.iniについて知る

php.iniの話 // Speaker Deck
時間前からトークが始まり時間オーバーしてもまだまだ続くよ的な笑い多めの内容でした。
話が進むたびに罠ばかり出てくるので「これ、CSS でいうところのリセット的なやつ設定しちゃうのが良いんじゃないの?」と思い質問してみたら「一応そういうの使ってるよ」と教えてくれました。
github.com
が、そもそも誰かがphp.iniを設定してた場合にはその人の意思があるはずだから1個1個見ないといかんよね、完全にこっちが正しいとか言えないし、という話もしていて「なるほどー、辛い」と思った次第。笑いに変えてポジティブに捉えていくのは見習いたい。

The Open Beer Server - theory and the implementation

Open Beer Server - theory and the implementation // Speaker Deck
いい感じのビールサーバ自作で作ると「9万かかるよ」という話でした。
moznion さん、デモも含めて目をそらす暇を与えてくれないから最高です。

C 言語で行う Web フロントエンドプログラミング

Emscripten って全然知らないや」って思って聞いてたけど、asm.js やら WebAssembly って単語が出てきてそういう流れなのかと頭が追いついていきました。
理解しやすいようにだいぶ軽めな感じにしてくれてたようなのでゲームの仕事やってるような人だともっと聞きたいこと感じだったのかな?その辺よくわからない。

Simulating old computers using Arduino microcontrollers.

昔のコンピュータをシミュレートしたよ的な話だったけど、そもそもその昔のコンピュータを知らなかったので 「へーへー、そうなんだ」みたいな歴史の授業感で見てました。

「片手間JavaScripter」にも知ってほしい、Vue.jsで実現するMVVMパターン、Fluxアーキテクチャとの距離

jQueryだと厳しい状況 -> Vue.js 使って MVVM の説明 -> 「我々は注意深くない」 MVVM は難しい -> Flux の話 -> Flux の設計で気をつける部分
という流れで話が進み、疑問をどんどん潰していくのでわかりやすかった。そして子どもがかわいかった。

そろそろプログラマーFPGAを触ってみよう!

そろそろプログラマーもFPGAを触ってみよう! - Qiita
知らない情報だらけで面白かった。ビットコインの CPU -> GPU -> FPGA -> ASIC みたいな具体例とともに話が進んでいくから面白み増した。
自分が触る機会はまだまだなさそうだけど「これを仕事で使うようになるにはどのくらいの大きさのサービスになればいいのかなぁ」って考える程度には距離が近い話で夢があった。

一から始めるJavaScriptユニットテスト

GitHub - shibayu36/bcon-js-unit-test
ワークショップやペアプロやってるような丁寧さあって良かった。
「テスト書きたいのにどっから調べて手をつけていいかわからない」みたいな人にとってすごくわかりやすい内容。
サンプルコードも一歩一歩進められるように丁寧に作ってあって「あー、これ一周教えるだけでだいぶレベル上がるのでは」という感じだった。

Bluetooth キーボードの作りかた

ビールサーバのセッションと同じで「何かをイチから作ってこうとする力すごい!!!!」って尊敬しちゃう話だった。
わかりやすく進んでいくから「よーし、何か作ろうと思ったらこの辺の単語をもとに調べていけばいいんだな」みたいな気分になるんだけど、「ここまでできるようになるまでにはあとどのくらいのギャップがあるんだろう?」がわからなくて感心ばかりだった。
面白そうと感じるだけに話を聴けたのはすごく貴重だった。

その他

隣りの部屋から軽く笑い声が聞こえたり、 Twitter でもう一方のセッションの面白そうな雰囲気が流れてきたこともあり、「これ結局動画で全部観ることになるだろうな」と感じるくらいに楽しい1日だった。

「知らなかった、を聞く」が題になっているとおり、話を聞きながら「あー、この辺の話普段触れないけど面白いな」と思うことが多々あったのでまた来年も楽しみにしております。スタッフの方々ありがとうございました。

シール速攻で貼って喜んでました