diffで差分の行を'> 'をつけずにそのまま表示するにはold-line-format、new-line-format、unchanged-line-formatを使う

ログファイルに欠損があって「新しいファイルにだけある行を表示したいなぁ」というよくある要望がでまして。


今までは

diff old new | perl -nle 's/> // and print $_'

みたいなことして表示してたんだけど「きっともっと楽な方法あるよね」と思いman diffしてみることに。
comm使えばできるけどsortしなくちゃなのでやめました)


んで、new-line-formatというのを見つけたのだけど、これをやっても「新しい行全て」が表示されてしまい「あれれー!」となる。

--new-line-format=FORMAT
       if-then-else 形式で、 2 番目のファイルだけにある行の出力に FORMAT を用いる。


最後の方まで読むと例が書いてあって"unchanged-line-formatも一緒に使えば良い"ということがわかりました。

--unchanged-line-format=FORMAT
       if-then-else 形式で、両方のファイルに共通な行の出力に FORMAT を用いる。


つまり、以下のように「new-lineを%Lで改行あり表示しつつ、変更してないやつは''で非表示にして握りつぶす」とやれば良い。

diff --new-line-format='%L' --unchanged-line-format='' old new


もし、oldの方の差分もあって一緒に出したいなら、

diff --old-line-format='%L' --new-line-format='%L' --unchanged-line-format='' a.txt b.txt

とやれば良いですね。

% cat a.txt
1
2
3
4
5

% cat b.txt
2
4
6

% diff a.txt b.txt
1d0
< 1
3d1
< 3
5c3
< 5
---
> 6

% diff --old-line-format='%L' --new-line-format='%L' --unchanged-line-format='' a.txt b.txt
1
3
5
6